記事番号: 1-2648
公開日 2024年12月13日
更新日 2025年01月14日
地域の住民から野生動物のエサやりについて多数の苦情が寄せられております。
ネコやカラスなどの野生動物が「かわいいから」「かわいそうだから」「動物に近づいてほしい」といった理由等だけでエサやりをしていませんか。
野生動物へエサやりをすることは、その動物や周りの環境にさまざまな影響を与えることになります。
エサやりをするのはやめましょう。
なぜエサやりをしてはいけないのですか。
野生動物へむやみにエサやりをすると、次のようなことにつながる可能性があります。
1 野生動物が自分でエサをとることができなくなる。
人からエサやりをされた野生動物は、人に近づけばエサがもらえることを学習し、自分でエサをとることができなくなります。
また、野生動物が自然にはない食べものを食べることで、病気になってしまう場合があります。
人を怖がらなくなり、時としてエサをもらおうと人に襲い掛かってくることがあります。餌付けした人と被害を受けた人との間でトラブルの原因となる例が数多くあります。
2 生態系の変化
エサを与えられた動物が本来食べていた動植物が減らないことや、エサを与えられた動物だけが増えてしまい、生態系のバランスが乱れる恐れがあります。
3 農地や家庭の菜園やゴミ捨て場などが荒らされる
エサを与えられた動物や、エサに引き寄せられた別の動物が、農地や家庭菜園で作物を荒らすことや、ゴミ捨て場でゴミを荒らしたりすることがあります。
4 周りの方が住みづらくなる
エサやりをする場所に野生動物が集まり、フンや尿、鳴き声などにより周りの方が困っている場合があります。
5 感染症を広げてしまう
野生動物は、伝染病(鳥インフルエンザ等)に感染していることがありますので、近づかないようにしましょう。
野生動物のため、人のために
人が近づかず、自然のまま優しく見守ることが、野生動物との正しい付き合い方です。
皆様のご協力をお願いします。