令和４年度より「前立腺がん検診」を六戸町のがん検診事業の対象から除外しました。前立腺がん検診で行われる前立腺がん特異抗体（ＰＳＡ）検査は、前立腺がんを早期発見するうえで有用な検査です。
　しかし、死亡減少効果の有無を判断する証拠が現状では不十分であることや、過剰診断などの不利益が多いことから、国のがん検診の指針（注1）では自治体で行う検診として推奨されていません。自治体によるがん検診は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることを目的に実施しているものですが、国の指針には、検診方法や受診間隔が定められており、指針に基づくがん検診の実施が推奨されています。
　このことから、町民全体を対象とした公共的な予防対策として町が実施するがん検診から除外しました。
　前立腺がん検診を希望する方は、個別に医療機関にて受診することは可能ですが、検診費用については全額自己負担となりますのでご了承ください。

（注1）：「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」（健発第0331058号平成20年3月31日厚生労働省健康局長通知）におけるがん検診の種類は、胃がん検診、子宮頸がん検診、肺がん検診、乳がん検診、大腸がん検診とされている。
 

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